サーバーとの契約が完了したら、ドメインの取得に移りましょう。
(「WordPressの始め方」から順番に読み進めることをおすすめします)
ドメインには、無料ブログのように他の人が使っているドメインを間借りする方法と、世界に1つだけの自分だけのドメインを取得する(独自ドメイン)方法があります。
規模が小さなサイトやアフィリエイトを視野に入れていないサイトの場合でも、独自ドメインの取得はあとからメリットになる部分が大きいので、ブログなどを長期的に継続していく予定の方には取得することをおすすめします。
それでは、独自ドメインを取得することでのメリットについて解説していきましょう。
まずは、独自ドメインを取得後、サイトをしっかり運営してネット上にサイトの情報を流通させることで、SEOの効果を得ることができます。
SEOとは、「Search Engine Optimization:サーチ・エンジン・オプティマイゼーション」の略であり、「検索エンジン最適化」を意味する言葉です。検索結果で自身のサイトをより上位に表示させるために行われる一連の取り組みのことを”SEO対策”と呼びます。
SEO対策には基本的に費用がかからず、他のブログで紹介してもらったりリンクを貼ってもらったりすることで、SEOの効果が増大し検索経由のアクセスが集まりやすくなります。
自身のサイトが検索結果でより多くの露出を得るためにはこのSEO対策が必要不可欠であり、検索を通じてビジネスを大きく成長させることにもつながると言えるでしょう。
これは直接的な収益には結びつかないかもしれませんが、サイトの運営に費やす時間を自身の資産へと変えることができると言われるほど重要な事項です。
しかし、SEOの効果はドメイン単位です。同じサイトでもドメインが変わると、せっかく積み上げたSEOの効果は失われてしまいます。
また、他社サーバーに乗り換えるなどの理由でドメインを変えなければならなくなった場合、切り替える際に新しいアドレスへの誘導が上手くできないと、古いサイトに訪問してくれていたユーザーを失う危険性が高く、ビジネスに利用しているサイトや収益が発生しているブログなら、切り替えている期間はアクセスが激減しますのでいろんな意味で大打撃を受けることになるでしょう。
その点、独自ドメインを取得しておけば、レンタルサーバーを乗り換える際にもアドレスは変えずに済みますので、万が一のリスクを最小限に抑えることができます。
自分だけの独自ドメインを取得するということは、他のサイトやドメインの影響に振り回されることのない、安全なサイト運営のための環境を手に入れるということにつながります。
したがって、長期的にサイトを運営する予定であれば、独自ドメイン取得はとても大きな意味を持つことになりますから、サイト開設と同時に取得しておくことをおすすめします。
独自ドメインの特徴として、サイトのアドレスを分かりやすいものに自身で設定できるところもポイントだと思います。うまく設定することで認知度や信頼度を上げやすくなります。
独自ドメインを取得する際には「.jp」や「.com」、「.net」など、たくさんあるトップレベルドメインのなかから選ぶことになります。初めて選ぶ方にとってはどれを選べばいいのか悩むところでしょう。
それぞれ価格も違いますから「安いから」という理由だけで選んでしまうと後悔することもありますので注意してください。
ここでは企業の自社サイトや法人運営によるサイトの場合は省略して、個人サイトを運営する場合に絞って説明させていただきます。
個人サイトを運営する場合には、まず「.jp」を選ぶべきかを検討してみましょう。
「.jp」は日本国内にいる人しか取得できないという制限があるため、他のドメインに比べると信頼性が高いです。サイトを訪れてくれる人がドメインを見ただけである程度の安心感を持つことができるメリットがあるということですね。
「.jp」のデメリットは、他のドメインに比べると維持費が高いところです。
他のドメインでは年間1000円前後で済む維持費が、年間3000円程度がかかるようです。「ブログを長期的に続けていくか今のところまだわからないので維持費は抑えたい」という方は「.jp」に拘る必要はないかと思いますが、「本格的に始めるぞ」と長期的な目線で考えていらっしゃるのであれば、「.jp」を選択するのもいいかもしれません。
「.jp」以外のドメインとしては、「.com」や「.net」、「.org」、「.biz」、「.work」、「.xyz」などいろんなものがあります。
どれを選べばいいのか結果から言いますと、私も取得している「.com」を一番におすすめします。その次に「.net」といったところでしょうか。
理由は、認知度が高いからです。
数十円といった安いドメインは悪意あるサイトやスパムサイトなどの量産に使われるということを聞いたことがありますので、印象が悪いため訪問者に同じようなサイトだと敬遠されてしまいかねません。また、割引価格の安い独自ドメインは二年目からは割引が適用されないといったこともあるようなので注意してください。
その点「.com」は古くから運用されてきたという歴史がありますから、訪問者に対しても違和感を与えることなくサイトを運用することができます。
エックスドメイン
私が推奨している「エックスサーバー」は、独自ドメイン取得の無料キャンペーンを定期的に実施しているようなので、私はそういった期間に契約することで経費を抑えることができました。
レンタルサーバーをエックスサーバーで契約しようと検討されている方は、こういった時期を狙って契約するのもいいかもしれません。
キャンペーンなどを利用せずに取得するのであれば、ドメイン取得を専門に取り扱っているサービスとして有名なこちらで取得することをおすすめします。
お名前.com推奨する理由は、認知度が高いことと割引キャンペーンを頻繁に行っているからです。
「ドメイン 取得」で検索すると最上位に表示されるほど国内では最大手です。また、初心者の方はできるだけドメイン代などの費用を安くしたいでしょうからおすすめさせていただきました。
ドメイン名を決めましょう
個人用サイトを運用するうえで、ドメイン名はかなり重要なものになります。
一度決めてしまったら変更ができなくなってしまいますので、十分に検討することを推奨します。
ドメイン名の決め方次第でSEO対策に強いドメインにすることができます。注意するべきポイントとしては覚えてもらいやすいことを意識して決めればいいと思います。
例えば、「ブログのタイトル名」や「ニックネームや名前」、「ブログに関係性のある有名な単語」をドメイン名に使用するこができるのが理想です。
訪問者にも認知されやすいですし、SEO効果も高くなります。
ドメイン名をつけていく上では注意点もいくつかあります。
決定したドメインがとても気に入っていたとしても、長すぎるドメインはつけない方がいいです。
見た目が非常によくないですし、覚えにくいので最初から見てくれない方が多いでしょう。サイトを紹介してもらう時にも、ドメインが長すぎて省略されてしまってはもったいないです。
もし長くなってしまいそうであれば、ハイフン「‐」で対応しましょう。
基本的には英語と数字のみでドメイン名を決めた方がいいと思いますが、もしドメイン名が長くなりそうなときはハイフン「‐」を1回だけ使用するようにしましょう。
理由は、googleが推奨していることが大きな理由ですし、SEO対策としても不利になるとの指摘もあります。
また、ドメインは日本語でも取得可能ですが、これもやめておいた方がいいと思います。
日本語は自動的に英数字に置き換えられてしまうので、見た目が非常に悪く長ったらしいドメインになってしまいますので、先ほどの理由同様におすすめできません。
ドメインを取得しようと検索してみると、すでに他の人が使用していてお気に入りのドメイン名で取得できないことがあります。独自ドメインは世界に1つだけですから、人気のある単語は特に重複しやすくなります。
そういう時には、末尾に数字を足して区別してあげましょう。
ここまで読んでくださった方なら、あとは自身の力であなただけのドメイン名を決定することができるはずです。
何がやりたいのか、どういう方向性でいくのかなど、いろいろなことを踏まえて世界に1つだけの素晴らしいドメイン名をつけてください。
私の記事が少しでもその助けになっていれば幸いです。最後までご覧いただきましてありがとうございました。